2001年ミスアロハフラ|カウラナイカポーキイ②生死を操る「本物の魔術」

兄の不倫によって、バラバラに崩壊しかけていた神々の家族。
その危機を救うため、重大な任務を託されたのが末っ子の女神、カウラナイカポーキイでした。

彼女は兄たちとともに、神々の住む聖地ワオラニへ向かうため海へ出ます。

幼き彼女のために用意されたのは、海の美しい貝を魔法で変えた「貝の舟」。
さらに、道中を怪物や敵から守るため、トカゲの姿をした強力な守護神(モオ)が、彼女の手下として同行しました。

荒波を越え、魔術的な守護に守られながら、彼女は無事に姉ケアオメレメレが待つ聖地へとたどり着き、運命の再会を果たします。

◇

再会した姉ケアオメレメレは、カウラナイカポーキイに、自らが持つすべてのフラと詠唱(チャント)、そして深い知識を叩き込みました。
二人は寝食を忘れ、狂ったように踊り、学びを深めていきます。

ここでカウラナイカポーキイが授かった「癒やし」の知識。
それは、私たちが想像するような優しいものではありませんでした。

その正体は、「祈祷(チャント)の力によって死者を蘇らせる魔術」。
そして、「襲いかかる敵を植物のツルで縛り上げ、身動きを封じる呪術」。

まさに、生殺与奪の権を握るほどの圧倒的なパワーだったのです。

彼女は単に姉の教えを請うだけの可愛い妹ではなく、その凄まじい霊力をまたたく間に自分のものにしていく、類稀なる天才でした。

【次回】彼女はフラの世界でお馴染みの「あの植物」を操る、最強のエキスパートへと覚醒します。

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